年末特別企画 2016年に購入したSP盤12選
今年もやってまいりました。誰が待っているのか、今年購入したSP盤企画。
今年購入したSP盤の中から特に印象に残った12枚を紹介いたします。
※ちなみに、SP盤とは一般的に知られているLPレコード(12インチ)が開発される以前の蓄音機用レコード(10インチ)のことです。回転数は78回転で、片面に1曲ずつしか入っておりません。
1.Raymond Hattori「Turkey In The Straw」
TBSテレビ・ラジオのスポーツ番組のテーマ曲であり、現在も行進曲として知られている「コバルトの空」の作曲者レイモンド服部こと服部逸郎。そのRaymond Hattori OrhestraによるSP盤。
モンド界隈では有名な不思議曲「Gomen Nasai(Forgive Me)」の作曲者として知られるレイモンド服部(服部逸郎)コロンビアオーケストラのSP盤!次々と入ってくる様々な楽器が楽しく最高です pic.twitter.com/qrfD3Gqr0f
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年6月23日
2.Richard Bowers「Gomen Nasai」
1.で紹介したレイモンド服部作曲の、モンド界隈では有名?な不思議曲「ゴメンナサイ(Forgive Me)」のSP盤。トロピカル感ただようサウンドに乗る「ごめんなさい」の言葉、最高です。
モンド界では有名な不思議曲かつ僕が鼻歌で歌ってしまう曲ランキングで上位に入るRichard Bowers「Gomen-Nasai」のSP盤をゲットしたのに蓄音機が壊れてる、悲しい、、泣
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年7月30日
ノイズ多いです。 pic.twitter.com/7jobZnDKCB
3.Bob Wills and his TEXAS PLAYBOYS「Steel Guitar Rag」
スチールギターといえば!という名曲の、「 the King of Western Swing」の異名を持つボブ・ウィルスによるオリジナル録音盤!ということで意気揚々と紹介したけどあまり反響なく、ウエスタン・スウィングあまり人気ないのかな?とショボンとしたSP盤。何はともあれ最高です。
休日のSP盤。
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年11月20日
スチール・ギターといえばこの曲。
Bob Wills and His Texas Playboys(バックバンド名も最高!)による「Steel Guitar Rag」、あまりに最高! pic.twitter.com/M2KEViquB5
4.Miss Lee Morse and Her Blue Glass Boys「Sweet Man」
今年の発掘。リー・モースという女性SSW。物憂げな外見と声にすっかり魅了されてしまいました。バンド編成も、弾き語りも素晴らしいです。
以前にちょっと呟いたリー・モースという方のSP盤を手に入れました。これ、最高なやつです。 pic.twitter.com/pn6DKa33XC
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年10月29日
この人はしかし、弾き語りもすごくよい、、 pic.twitter.com/9GcvUttsFi
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年10月29日
5.Harry Roy and His Orchestra「Heigh-Ho」
細野さんが子供のころから聴いており、最近はカバーもしている、「ヘイ・ホー」のSP盤!聴いてて楽しくなる一枚です。
細野さん同發新館でのライブ、セットリストに「Heigh-Ho」がありどんなカバーだったのかとても気になりました。
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年5月9日
細野さんが子供の頃ずっと聴いていたと語っていた思い入れのある曲。
そのハリー・ロイ楽団によるバージョンです、素晴らしい pic.twitter.com/vnqS5f9f3I
6.Eartha Kitt With Joe Reisman's Orchestra and Chorus「Sho-Jo-Ji」
ノアルイズ・レコードの阿部さんから話を聞いて以来、ずっと気になっていた、アーサー・キットによる「証城寺の狸囃子」のカバー!話をしてすぐ手に入れることができ、飛び上がるほどうれしかったです。最高のメロディー、アレンジ!
禁断症状に襲われそうで2号機を購入し蓄音機ライフが帰還!
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年8月6日
先日ノアレコの阿部さんと話したばかりのアーサー・キット「Sho Jo Ji」(「証城寺の狸囃子」のカバー!!)を手に入れてしまったので再生!
これはほんとに最高なやつです! pic.twitter.com/4tL20e0WIZ
7.Alvino Rey And His Orchestra「Mama Blues」
これも前から気になっていたスチールギター奏者のSP盤。「ママ」の声をスチールギターで弾き続ける不思議ブルース!
1930年代から活躍したトーキング・スチールギターという人の声のような音を出す奏法で有名なアルヴィノ・レイのSP盤!トーキング・モジュレーターを初めて使った人との記述も。「Mama Blues」ですがギターが「ママ」と喋っています! pic.twitter.com/ufCXy5Z0Hh
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年7月23日
8.灰田ハワイアンアルバム
今年大きな衝撃を与えました、日本産ハワイアン、ウクレレ奏者灰田勝彦とスチールギター奏者灰田晴彦兄弟によるハワイアンアルバム。日本産ハワイアンの素晴らしさに気づかされた、至高のアルバムです。これ以降、しばらく異国情緒あふれる日本歌謡に傾倒していくこととなりました。
日本産ハワイアン、ウクレレ奏者灰田勝彦とスチールギター奏者灰田晴彦兄弟のSP盤アルバム。至福かつ彼岸の音楽、素晴らしいです! pic.twitter.com/qDae2pB1e8
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年3月27日
朝ツイートした灰田勝彦氏、歌物も最高です。この曲のスチールのフレーズ、久保田麻琴氏の「ムーンライトフラ」のメロディーと同じなんですが、久保田麻琴が影響受けてるのか、ハワイアンの伝統的フレーズなのでしょうか。 pic.twitter.com/bLwvq4L97O
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年3月27日
9.宇都美清「ハワイ航空便」
前述の灰田兄弟から、しばらくこのような外国名の入った歌謡曲を漁っていました。その中で素晴らしかったのがこれでした。曲名も、本格的なハワイアンサウンドも、最高です。
先日の灰田勝彦氏の日本産ハワイアン始め、戦後の異国情緒溢れる歌謡曲にはまっております。
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年4月9日
宇都美清「ハワイ航空便」。素晴らしいです。 pic.twitter.com/KsOXjiH4mP
10.平八郎・上田仁「蘇州夜曲」/白片力他「支那の夜」
ノアルイズ・レコードで手に入れた、今年最大のヒット!聞いた瞬間、あまりに素晴らしく、しばらくぼーっとしてしまった1枚。「蘇州夜曲」をギターとオルガンで、「支那の夜」をスチールギター二重奏でやるとここまで素晴らしくなるのか、と。
ノアレコで取り置きしてもらっていたヤバいSP盤!「蘇州夜曲」のギター・オルガンによるインストバージョン。これまさに彼岸の音楽!最高です! pic.twitter.com/NJJd0LsxQT
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年6月4日
ちなみに裏面は「支那の夜」のスチールギター二重奏という極上の盤。メロディーと、演奏の美しさが、もう。この感じはそれこそサケロックなんかに通じますよね。 pic.twitter.com/CR5HQ9fW7H
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年6月4日
11.Fred Lowery「The Proud Ones」
伝説の口笛奏者、フレッド・ロウリーのSP盤!口笛の響きがとてつもなく、これも聴いていて震えた1枚でした。またメロディーは良いんですよね、これが。
伝説の盲目口笛奏者、フレッド・ロウリーのSP盤を手に入れました、身震いするほどいいです、、! pic.twitter.com/9sA50DUotp
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年3月23日
12.Lefty Frizzell「Mom and Dad's Waltz」
前から大好きなこの曲のSP盤。蓄音機で聴いて、改めて、しみじみとその良さに気づかされました。こんなシンプルかつ素晴らしい曲、いつか作ってみたい。
レフティ・フリーゼルの「Mom And Dad's Waltz」、元から大好きな曲ですが、蓄音機で聴いたら改めて感動してしまいました。 pic.twitter.com/AGtAd6a68g
— ポニーのヒサミツ (@hisamitsu_house) 2016年11月26日
以上、12枚をお届けしました。
今年は何よりも、蓄音機を手に入れたということで大きな変化があった1年でした。その代り、1枚をじっくり聞くようになったため、積ん読ならぬ積ん聴というか、まだ聴いていない盤もそれなりにあるのが反省点です。
そして、そして、今年もノアルイズ・レコード店主の阿部さんに、大きな感謝を申し上げます。
それではまた来年末に(きっと)お会いしましょう!